【PHP】演算子と比較演算子の種類の紹介と解説

この記事では、PHPの演算子と比較演算子について詳しく解説します。各演算子の種類と、それらを実際のコードでどのように使用するかを示します。PHPの演算子と比較演算子に関する基本的な知識を身につけましょう。

演算子とは？

演算子は、PHPで変数や値に対して操作を行うための特別な記号やキーワードです。演算子を使うことで、数値の計算や文字列の結合など、さまざまな操作が可能となります。

代入演算子

代入演算子は、変数に値を代入するために使用します。

$number = 10; // $numberに10を代入

算術演算子

算術演算子は、数値を計算するために使用されます。一般的な算術演算子には、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) などがあります。

加算演算子 (+)

加算演算子は、数値を足し合わせるために使用されます。

$x = 5;
$y = 3;

$sum = $x + $y; // $xと$yを足した結果を$sumに代入

この場合、$sumの値は8になります。

減算演算子 (-)

減算演算子は、数値を引き算するために使用されます。

$x = 5;
$y = 3;

$diff = $x - $y; // $yを$xから引いた結果を$diffに代入

この場合、$diffの値は2になります。

乗算演算子 (*)

乗算演算子は、数値を掛け算するために使用されます。

$x = 5;
$y = 3;

$product = $x * $y; // $xと$yを掛けた結果を$productに代入

この場合、$productの値は15になります。

除算演算子 (/)

除算演算子は、数値を割り算するために使用されます。

$x = 6;
$y = 2;

$quotient = $x / $y; // $xを$yで割った結果を$quotientに代入

この場合、$quotientの値は3になります。

比較演算子

比較演算子は、値を比較するために使用されます。PHPでは、値の比較結果に基づいて真偽値 (true または false) を返します。

等しいかどうかを判定する演算子 (==)

この演算子は、2つの値が等しいかどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$equals = $a == $b; // $aと$bが等しいかどうかを判定

この場合、$equalsの値は false になります。なぜなら、$aと$bは等しくないからです。

等しくないかを判定する演算子 (!=)

この演算子は、2つの値が等しくないかどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$notEquals = $a != $b; // $aと$bが等しくないかを判定

この場合、$notEqualsの値は true になります。なぜなら、$aと$bは等しくないからです。

大なりを判定する演算子 (>)

この演算子は、左側の値が右側の値より大きいかどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$greaterThan = $a > $b; // $aが$bより大きいかを判定

この場合、$greaterThanの値は true になります。なぜなら、$aは$bよりも大きいからです。

小なりを判定する演算子 (<)

この演算子は、左側の値が右側の値より小さいかどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$lessThan = $a < $b; // $aが$bより小さいかを判定

この場合、$lessThanの値は false になります。なぜなら、$aは$bよりも大きいからです。

大なりまたは等しいかを判定する演算子 (>=)

この演算子は、左側の値が右側の値以上かどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$greaterOrEqual = $a >= $b; // $aが$b以上かを判定

この場合、$greaterOrEqualの値は true になります。なぜなら、$aは$b以上であるためです。

小なりまたは等しいかを判定する演算子 (<=)

この演算子は、左側の値が右側の値以下かどうかを判定します。

$a = 10;
$b = 5;

$lessOrEqual = $a <= $b; // $aが$b以下かを判定

この場合、$lessOrEqualの値は false になります。なぜなら、$aは$b以下ではないからです。

厳密な等価演算子 (===)

厳密な等価演算子 (===) は、2つの値が型と値がともに等しいかどうかを判定します。つまり、値だけでなくデータ型も比較します。

$a = 5;
$b = '5';

$strictEquals = $a === $b; // $aと$bが型と値が等しいかを判定

この場合、$strictEqualsの値は false になります。なぜなら、$aは整数型であり、$bは文字列型であるため、型が異なります。

厳密な非等価演算子 (!==)

厳密な非等価演算子 (!==) は、2つの値が型と値のどちらかが異なる場合に true を返します。

$a = 5;
$b = '5';

$strictNotEquals = $a !== $b; // $aと$bが型と値のどちらかが異なるかを判定

この場合、$strictNotEqualsの値は true になります。なぜなら、$aは整数型であり、$bは文字列型であり、型が異なるからです。

厳密な等価演算子 (===) と厳密な非等価演算子 (!==) は、特にデータ型の一致を確認する際に重要です。データ型の比較が不要な場合は通常の等価演算子 (==) と非等価演算子 (!=) を使用することもありますが、型の一致を確認したい場合には厳密な演算子を利用してください。

まとめ

以上が演算子と比較演算子の種類の紹介でした。

これらの要素はPHPで必要不可欠な要素です。必ず使用しますのでしっかり学習しておきましょう！